『大人の自閉症スペクトラム症』著:備瀬哲弘
この本から何が伝わったか。=【結論】

ASD(自閉症スペクトラム)の凸(長所)を活かし、凹(短所)をカバーするためには、環境を整備していくことが大事。
ASDの特性を持った人が社会にいる。

最近、ASDが話題になっているね。

いきなり出てきたけど「ASD」って何ですか?

ASD=自閉症スペクトラム障害のことだよ!

自閉症っていうのは聞いたことあるけど…。
スペクトラムって何…?

本書には、こう書かれているよ!
スペクトラム(spectrum)とは、1つの現象の中にいくつかの要素が含まれているという意味で、「連続体」と約されます。(中略)
自閉症の症状も、はっきりとした境界を持たずに、軽症から重症まで連続しているものであると捉えることができます。(p.p.62-63)

なるほど…。
症状にも軽度・重度があるけど、それらを含めてASDと呼ぶんだね。

ただ、ASDは診断がおりた人だけの問題じゃないんだよ?

えっ!どういうことですか?
・さらに、非障害ASDという存在がある。

本書によると「非障害ASD」というのも存在するらしんだよ。
この用語は、初めて聞いた人もいるかもしれない。
本書からその意味を引用してみよう!
(紹介されているIさんには)幼少期から一貫している、他者との交流が極端に乏しい面や、特定の趣味だけに没頭する傾向というASDに重なる特徴が見られます。
Iさんのような特徴を単に「自閉症スペクトラム」とか、「非障害型自閉症スペクトラム」あるいは、「発達凸凹」と読んだりします。一度に複数の用語が出てきますが、いずれも「ASDの特性はあるが、障害ではない」状態にあるIさんのような人を指す用語です。(p.p.68-69)

なるほど。俗に言う「グレーゾーン」の人のことを言っているのかもしれないですね。

確かに、その子たちを指す用語かもしれないね!
しかも、その人達は20人に1人いるといわれているんだ。

ええっ!そんなにいるんですか!?
・特性の凸(長所)凹(短所)がある。

発達に凸凹があるのってなんだか生きづらそうですね。

そうかもしれないね。特定のこだわりや、過集中・不注意傾向、感覚過敏などさまざまあるそうだよ。
けれども、凹(=短所)の部分だけに着目しているといつまでも生きづらいままかもしれないね!

もしかして、凸(=長所)の部分を見ていくといいんでしょうか?

そうだね!
しっかり長所の部分にも目を向けてあげないとね!

さらに、凸で凹の部分をカバーできると更にいいね!

でも、どうでしょう?そんな簡単に行くのでしょうか?
生まれたときから「生きづらい」わけですし…
自己肯定感とか低くなりそうです。

いや、生まれたときから「生きづらい」というのは、
少しちがうんだ。

えっ?どういうことですか?

少し本書から引用してみよう!
生まれ持ったものであるASDの特性は、基本的に障害持続するものです。
ただし、”生きづらさ”は、逆に、生まれ持ったものでもなければ、生涯その状況が持続するというものではありません。
たとえ今、”行きづらい”とかんじていたとしても、これからの未来に「生きやすさ」を感じられるような「変化を起こす」ことは、今からでも、そして誰にとっても可能なことなのです。(p.p.217-218)

なるほど。少し救われた思いがします。
でも、そんな変化なんてどうやって起こすんでしょう?
発達の凸凹は生まれ持ったものですし…。

本書では、事例をあげながら次のように述べられているよ。
ASDの特性を有しているという自分の「ありのまま」理解し、そして受け入れ、周囲のひとにも「ありのまま」を理解してもらうことで「生きやすさ」を感じるようになったという人は数多くあります。

なるほど。自分の理解と、他者からの受け入れですか。

ここからは、本書の内容ではなく持論なんだけどね?
『あさこんの考え』:「生きにくさ」は周りの環境に左右される。

これはICFの考え方と同じなんだけど…

ICF…ですか?

ICFとはね…

あっ。もう時間だ!次回をお楽しみにね!

ええっ!お預けですか!?